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「我といふ人の心はたヾひとり
    われより外に知るひとはなし」
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「ソラ似たことか」 VOL,35

2009/11/05 20:48
地上波で放送されなくなったプロ野球の日本シリーズ。以前なら考えられなかったことですね。もっとも、ぼくも野球を見なくなって久しいから、野球観戦から遠のいたひとりなんだけれど、やっぱりちょっと淋しいナ。ただ、今年の日本シリーズはなぜか見る機会が多くて、巨人のこの選手がバッターボックスに立つたびに、この顔はたしかアレに似ているよなあとの思いが強くなるばかり。アレってなんじゃいな?それはみんな大好きコアラなんだけど、いかがなもんでしょう。ふたり(?)に共通しているポイントはなんといっても鼻。思わず小笠原選手の鼻をマジックで黒く塗りつぶしたい衝動に駆られたのは二度や三度ではありません。で、この小笠原選手、いつもコアラのマーチいや、ガムを噛んでいるみたいなのですが、どうみてもぼくにはユーカリの葉っぱを噛んでいるようにしか見えません。ただ、小笠原選手はコアラのほかにも何か他の動物にもソラ似たしているように思うのですが・・・んんん、それが一体なにだったのかどうしても思い浮かびません。もしかして、アリクイだったけ?いずれにせよ、小笠原選手は気に入らないことでしょう。
というワケで、今回のソラ似たは初の動物登場とあいなりました。しかし、人と動物の「ソラ似た」ネタってあるようでなかなかないものですね。「俳優そっくり犬」で犬と人とのそっくりさんを楽しく紹介してくれているkiyotayokiさんはさすがです。
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「ソラ似たことか」 VOL,34

2009/11/04 13:44
今回の「ソラ似た」は、ひょうたんからコマとでもいいましょうか。

ネイ様の画像を探していて、彼が以前に出したアルバムのジャケが、日本でも知られているシンガーソングライターに似てるんじゃないかなと思っていたのを思い出した「スッキリ・ソラ似た」。
ピンクのTシャツを着て(いわゆるフツーの格好で)微笑んでいるこのジャケだけを見ると、何かにとり憑かれたかの如く踊るあの姿はこれっぽっちも想像できません。さて、そのネイ様が誰に「ソラ似た」かと申しますと、キミの友だちご存知ジェイムズ・テイラー。そういえば、ジェイムズ・テイラーも声が高いですよね。勿論、ネイ様ほどじゃないけど。
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で、この二人にシワの数をプラスしたら誰かに似ているひとがいたような、と思いを馳せていたところ・・・思い出した!缶コーヒーのおやっさんだ。この三人の共通点は目。年輪を重ねて柔和な笑顔を見せつつも眼光はキリリと鋭い。あとは、額の生え際ってところでしょうか。もっとも、最年長のトミーおじさんが髪の量は多い。ネイ様曰く「ワタシは髪がすくネイ」なんちゃって。
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男のような女のような VOL,2

2009/11/03 22:08
ちょっとまえの話。TVでジャニーズの歴史というやつをダイジェストとして放送していたときのこと、我が家の娘がデビュー当時の郷ひろみの映像に反応。「ウワァ〜、コレって男のひと?」
娘よ、これ位で驚いたらいかんぜよ。

前回は男性のような声をしているということで、ブラジルの女性歌手シモーネを紹介したのですが、我が盟友のミスター・ハマヴェンよりナイスなご指摘があり、今回はブラジルの男性歌手ネイ・マトグロッソを紹介させていただきます。ちなみに、今回紹介するネイ様は本国ブラジルでも絶大な人気を誇っておりまして、それが証拠にyou tubeで画像を検索していても、どれも恐るべきヒット数なのであります。
この映像は見ようによっては、どこかのキャバレーでのショーのように映る可能性も無きにしも非ずなのですが(ネイ様のファンから石が飛んできそう)、見よこのパワフルさ。ブラジルのもつ広大なパワーに圧倒されて、ただただ顔をそむける、いやいや平伏するのみなのでした。


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男のような女のような

2009/11/02 22:38
レコードショップで購入したクリス・モンテスのベスト盤。アレレこの曲が入っていなかった。

でも、まあ「モア・アイ・シー・ユー」が入っているから許そう。それに、この曲がヒットしたのは日本だけだというし。
しかし、若いひとなんてクリス・モンテスの声を知らずに聴いたら「コレ歌ってるの女だろ?」って疑問さえ起こらないんじゃないでしょうか。勿論、逆もあります。ぼくがまず頭に浮かぶのは大好きなブラジルの女性歌手シモーネ。声は勿論、“タッパ”もあって堂々たる男っぷり(これって褒めてんのかナ)。こんなひとが目の前にきたら思わず謝ってしまいそう。伝え聞くところ高音は努力したら出せるそうですが低音は難しいとか。ゆえに、シモーネのような声の持ち主は貴重な存在といっていいかもしれません。

どうです、この貫禄!
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レコードショップ

2009/11/01 16:06
レコードショップという響きが好きだ。
でも、その好きな名前を口にすることが少なくなってしまうに違いない。なぜなら、十代の頃から通っていたレコードショップが閉店することになったから。画像

ジャズのLPを初めて買ったのもこのお店だった。アルバムはマイルスの「イン・ベルリン」。曲目のなかに唯一知っていた「枯葉」という曲が入っていたからだ。それからというもの、いつも手や脇にレコードを数枚挟みせっせと試聴させてもらった。いま思えばなんと図々しい客だったんだろう。あと、「見本盤ですけどよかったら」と言ってCDを何度か頂いたこともあった。でも、なんといってもジャズやロック、そしてクラシックとそれぞれの分野を得意とされる店員さんがいらして、いろいろと話しをしてくれるのが楽しかった。おかげで雑誌や本と違った音楽の知識を得る喜びも味わった。ぼくのなかの小さな学校。

ここ数年は店に入るといつも人影はまばらだったから、ときどき車で前を通るときには「頑張っているなあ」と思っていたのだけれど。言い古された言葉だけど、これも時の流れというものなのか。
実際、ぼくも数年前からはほとんどネット販売を通じて買っていたから、以前ならすぐに一杯になったお店のポイントカードのスタンプが、最近ではなかなか最後までたまらなかった。
昨夜、お店に行って店員さんに挨拶をしたら「わたしたちも知らされたのが突然だったので」と。そうだったのか・・・そういえば店員さんの表情もちょっぴり無念さが滲んでいるかのようだ。しかし、そこはプロ、すぐに笑顔に戻り「来月の20日まで新作を除いて50%オフで販売しています。ぜひ、お求めになってください」と。こうでなくっちゃ。早速クリス・モンテス、アビー・リンカーン、ハーブ・アルパート、ライ・クーダーの国内紙ジャケ盤などなどドカドカと購入。さっきの感傷はどこへやら、我ながら現金だよなあ。。

数年前に、行きつけの喫茶店が店を閉じてしばらくの間喪失感を覚えた時期を過ごしたことがあったけれど、今回もきっとそんなことになるだろう。

いままでありがとう。いつ行っても優しかったぼくの教室と先生たち。
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「床屋さんへ ちょっと」

2009/10/31 20:23
前作の「シングルベル」もそうだったけれど、ここんとこの山本幸久さんの作品にいまいち“ノレなかった”者として、この新刊にもはたして?という不安を抱いていたのですが、結果としては今年読んだ小説の中でもベストのひとつと呼べるものでした。あらためて、この作家の描く小説の素晴らしさを再認識させられました。ほんとに上手いよなあ。

さて、「床屋さんまで ちょっと」の主人公は、驚くことに前回の井上荒野さんと同じ老人だ。もっとも、こちらは73歳の男性ですが。
物語の冒頭は主人公の語りで、自身のことを思って霊園を訪れるところから始まる。ただし、エピローグとなる章ではもうひとりの主人公といってもいいこの老人の娘が語り手となって登場し、冒頭の話が再び・・・というようになっている。
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物語は・・・宍倉勲は二十代半ばで父が興した会社を引き継いだが、十五年後に敢えなく倒産させてしまった。罪悪感をぬぐえないまま再就職し定年まで働き、もうすぐ「人生の定年」も迎えようとしている。そんな勲の夫婦のもとに、夫とケンカをして孫を連れて長女の香が帰ってきた。勲と香のエピソードを挟みながら、時間をさかのぼってこの父子を軸にして描かれていく・・・

山本幸久さんの作品を読むと奥田英朗さんを連想してしまう。二人の作品に共通しているのは、デティールの描写が秀逸で、ユーモアのセンスに溢れ、かつ一歩手前というところでセンチメンタリズムを排する潔さ。そして、なによりも「人間は愚かで滑稽でしようがない存在」なのに、なんともいとおしいという思いが底辺に流れているところだと思う。
この「床屋さんまで ちょっと」も、さきに書いたように父と娘を軸に描かれているのだけれど、家族を含め会社の部下や新しい会社の同僚たち、そして“床屋さん”など様々なひとたちが登場する。そして、各々がとてもユニークなひとたちばかりのように思うのだが、なんのことはないぼくたちの周りにいるようなひとたちなのだ。そんななかでもぼくが印象に残ったのは、主人公が海外出張で出会ったかつての部下と最終章に再びチラリと登場するトム君。イイ味出してます。イイ味といえばなんといってもこの物語に何度もでてくるナメタリーナ!食べてみたいなあ。

この作品を読み終えたら、かつて週刊誌の連載に村上春樹が「散発屋さんに行ったらちょっとした幸せになれる」と書いていたのを思い出しました。(余談ですが村上さんはコマメに散発してそうな気がするナ)
いまでは、すっかり言われなくなってしまった「床屋さん」。大きな鏡で自身の顔を何度も確認しあるいはさせられ、お互いに名前をしらない常連客と笑いあう空間は、帰り際には「小ざっぱり」した気分になる。これがそのちょっとしたシアワセなのかもしれない。でも、村上さんの言葉を借りれば、さしずめこの作品を読まれたなら、ちょっとした幸せな気持ちになれるはず、とオススメしたい一冊です。
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チェイサー

2009/10/17 23:54
日本の紙幣のモデルとなったソックリさんたちと、you tubeで話題になったという外国のオジサンのヘンなダンスに(いや、正確にいえば“動き”だねアレは)ヒントを得て、世界の国々をバックに(といっても合成)周っていくCM。コレのいったいどこが面白いんすかね?でも、ソックリさんはシリーズ化しているみたいなので、世間では評判がいいということなのか。どうでもいい些細な話。「ほやけどやな〜ワシ理解に苦しむでぇ、正味の話し」(横山やすし師調でネ)

さて、そんなことはさておいて。この映画だ。画像

物語は・・・元刑事のジュンホが経営するデリヘルで働く女性ミジンが失踪。ジュンホは街で起こっている連続殺人事件に彼女が巻き込まれたのではと察知、客の青年ヨンミンが怪しいとにらむ。捕えられたヨンミンは自供するが……


この映画を見てあらためて韓国の監督のパワーのスゴサに敬服し、「食べてるものが違うとこうも違うのか」なんて単純な思いを抱いてしまう。キム・ギドク、「殺人の追憶」を撮ったポン・ジュノなど、彼らの作品に共通しているのは「あからさまな」とか「みもふたもない」というフレーズ。野球でいえば、コントロールや配球なんてことは気にせずに、ゴリゴリに押しまくってくるストレート勝負だ。だから、バッターボックスに立つわたしたちは、それに気後れするとデッドボールに直面する危うさを覚悟しなければいけない。
ソン・ガンホを想わせる元刑事と容疑者の走りっぷりは、CGを駆使したカーチェイスのそれらとは比べようのないほど密度の高い“アクション”だ。後半に描かれる韓国の警察組織は、緩さを通り越していささか滑稽とも思えるけれど、本作が監督のデビュー作となったこの映画では、息を潜めざるを得ないような緊迫感を伴って、9回裏の最終回までヒリヒリとした緊張感が弛まず突き進んでいく。
未見のみなさんは腹に力を入れてご覧あれ。


 
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